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旬をむかえ完熟した一番食べごろのフルーツのおいしさ、瑞々しさ、香りは、その時期だけ味わえる格別のもの。そのおいしさをそのままに食卓にお届けします。人気シリーズの今回は、9月に旬を迎えた兵庫県・郷蔵農園の「いちじく」。旬のいちじくのおいしさを存分に味わっていただける特別なジャムが出来上がりました。
美しい自然に囲まれた兵庫県養父市は、きれいな水に恵まれた土地。2012年創業の『郷蔵(ごうくら)農園』は、全国的にも珍しい世界のいちじくを多品種、研究を重ねながら無農薬栽培するいちじく一筋の農園です。旬のいちじくを追いかけて、バイヤーが郷蔵農園さんを訪ねました。
郷蔵農園で栽培されている多くの品種の中から選んだのが、日持ちがしないためあまり流通することのない希少な品種、果皮が黄緑色の「バローネ」。郷蔵農園ではバローネが美しくおいしい実をつけるまで、7年もの月日を費やしました。その実は極めて甘く、しっかりとした味わいで、ジャムづくりに適した品種です。
ジャムにするのは、採れたての「バローネ」。いちじくのおいしさの醍醐味は、果肉の食感と種の舌触り。それをしっかりと感じられるように、いちじくのカットや炊き時間を何度も変え、試作を重ねました。ゆっくり火をいれ、甘く濃い果汁を引き出し、その果汁で果実を炊くことで、香り高く一体感のある味わいに仕上げました。
まるでいちじくが実を開いたときの鮮やかなピンクの果肉そのままの色。果肉はできるだけ大きさを残し、いちじくを口いっぱいにほおばった感覚が楽しめます。酸味と甘みのバランスがとれた、癖のないクリアな味わい。そのままでも食べ進めてしまいたくなるような、特別な「いちじくジャム」の出来上がりです。